*整地*

終局して、勝敗を確かめる作業を地を数える・整地といいます。この整地、実戦経験がないとかなり難しい。

パソコンで囲碁を覚えている方は、コンピューターが整地しておまけに結果まで示してくれるので、人間と人間同士の対局がないと、とまどうかもしれません。また、習いたて同士だけで側に教えてくれる方がいないのも同様にとまどうし、上手に整地ができずもたもたしてしまうのでは・・・。っというのは、どこにどう何目を作るか・地の数え方は人それぞれなので。もちろん、例として入門書には書いてありますが、やはり人との実戦で学ぶのが近道ですね!

 

★いくつか整地を上手にできるポイントを書いておきます

①相手が一目で計算できるようにわかりやすく作ります。(マナー)

 割り切れる数、九九を用いると簡単です。例30目の地を作ろうとするならば→3×10・5×6・6×5。

 例10目ならば→2×5・5×2・4×3に2目石を加える。(石を2目埋める)数字は縦なり横を表しています

 

②アゲハマをすぐに地に埋めようとしないこと。ほとんどの方このようにしていますが、広い地を作るときに

困ることが多いので、アゲハマは半端な地ができた最後の方に埋めるようにしましょう。

 

③黒地と白地の境目は石が混ざっていても・どちらの地かわかればそのままでかまいません。

 白石・黒石にと境目を全て同じ色で区切る必要はありません。

 

*地所の数え方・整地は、相手の地(囲んだ空間)を数えます。黒ならば白の地を数えます。

 数える前に相手の死んでいる石は全て取り上げて碁笥のふたに入れましょう。

大きい、広い地を先に作りましょう。境目がハッキリしていれば中の石は動かしてかまいません。

*アゲハマ→取った相手の石。(取ったら碁笥のふたに入れる。)最後に死んでいる石も碁笥のふたに入れます      

が、これはアゲハマとはいいません。対局中に相手の石を取り上げ碁笥の中に入っている状態の石をアゲハマ。取り上げ→アゲ。石→ハマ。と、覚えるとわかりやすいかも。でも・・でも・・碁笥に入っていない状態で、アゲハマ取れた~とかは通じませんからご注意を。それと取った石の事を上げた石ともいうんですよ~。

 

*一つだけ端数の地ができても大丈夫です。ただし、一つだけ!

例32目の地を数える・悪い整地→15目+17目・20目+5目+7目

          ・良い整地→20目+10目+2目・30目+2目